Re:ゼロから始める異世界生活Ex 獅子王の見た夢
「余は、そなたの忠に値する、獅子王であれただろうか……」
「余は、そなたを……」
まるまる一本クルシュ・カルステンの外伝です。
本編でエミリアたんの最大のライバルことクルシュが王選に挑むまで、クルシュの在り方を定めたと言っても過言ではないルグニカ王国第四王子フーリエとの悲恋の物語。
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本編開始時に王族が次々と病に倒れて一人も残っていない以上、フーリエが病死するのは確定事項であり、悲劇的結末を予見した上で物語を読むのは、独特の物悲しさを伴うと思います。
悲劇的結末を知らないフーリエとクルシュがお互いに影響しあい切磋琢磨しあって成長する、とても良いお話でした。
獅子王たらんとしたフーリエの生き様が、クルシュの心には息づいていたのね。
クルシュが「龍との盟約」を不要と断ずる信念も、これでもかと伝わってきました。
クルシュはあんま好きじゃなかったんですが、好感度爆あげでした。
王選はエミリアたんに頑張ってほしいけど、悩むわー、どっち応援するか悩むわー。日本シリーズで巨人応援するかパ・リーグ代表応援するか悩むくらい悩むわー。これね、阪神ファンにとってはアイデンティティにも関わる非常に大事な問題なんです。
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おもしろかった。
アニメ化決まっていますが、外伝なのでこの話はおそらく無いでしょう。それでもこの話だけはやってほしいなぁ……
