アブソリュート・デュオ 4 黎明せし異能の境界

著/柊★たくみ イラスト/浅葉ゆう レーベル/MF文庫J

《装鋼の技師》編も最終盤。次の5巻で第一部完です。
復讐のために生きる主人公トールは、好意を持ちつつも穂高みやびの告白を断ります。しかし向こうは諦めない感じ。だって諦めたらヒロインレース脱落だから。MFはね、ハーレムレーベルなんだよ、それくらいわかれよな! レーベル違いのネタでごめんね。
まぁでもこういう時は相手が完全に諦めてくれるようにちゃんとフらないとダメだよね。
「女の子として好意はもっているけど、理由があってお付き合いできません」じゃあ、振られた方は未練も残るし可能性も感じちゃうよね。
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人間関係の再構築はそんな感じ。
同時並行で物語の方も進んで、表の世界に出過ぎた《装鋼の技師》は情報の漏えいを恐れた組織に消されました。その最後の研究成果を纏った《K》と次で決戦です。
それぞれの道で《アブソリュート・デュオ》に至らんとする7人の同盟《七芒夜会》の会合の舞台で、《装鋼の技師》の《神滅部隊》とデスゲームをしたりとかそんなお話でした。
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トールは魂の位階を昇華させて、絶対防御のブレイズを手にします。
ただ物語序盤ということもあって、主人公は必要に応じて戦いに参加するくらいで、あまり重要な話には絡んできません。そろそろ話に絡んできてもいいかなと思ったり思わなかったり。