魔剣の軍師と虹の兵団<アルクス・レギオン> 4

著/壱日千次 イラスト/おりょう レーベル/MF文庫J

MF文庫J1月新刊。シリーズ最終巻。
3作目にしてついに3巻打ち切りの壁を破ったと思って喜んでいたら、4巻で敢え無く終了に。
脱力系コメディ作家に戦記物を書かせるのはちょっと作風と合ってないかなと思うところもあったんですが、好きな作家さんなのでまた終わってしまうのは残念です。
次は5巻目指して頑張ってほしい。
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騎士の中の騎士という名誉をかなぐり捨て、戦場の中心で幼女への愛を叫び、敗色濃厚だった戦場の流れをも変えてみせたトリスタン。
女神像しか愛せない変態教皇を忘我させた女王ランの創書の力。
多神教信仰をいいことに、その天賦の才をいかんなく発揮し現人神にまで上り詰めた自己顕示欲の塊・弓神ロスヴァイセ。
ドMを生かして聖剣フォルトゥーナの神罰から命を賭してランを守ってみせた吸血鬼エスメラルダ。
光る魔剣ルーナは、単にジュリオの適合値が低いだけで、本来は聖剣の力を引き継いだ次代の聖剣でした。エピローグでは新たな使い手を得て、光る以外もできるようになります。
魔剣の軍師ジュリオ・ロッシの下に集いし英傑たちが戦乱の世を治め、ついにパクス・トレントトレントの平和)を築き上げたのでした。