魔法戦争 7

著／スズキヒサシ　イラスト／瑠奈璃亜　レーベル／MF文庫J

表紙はももたん学院長こと四条桃花が小学生4年生だった頃。＜ウィザードブレス＞の白制服が格好良すぎてヤバい。アニメ化に合わせてとても力を入れて描き上げたのが伝わってきます。
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主人公・七瀬武と弟の七瀬月光が激闘を繰り広げる中で謎の魔法が発動し二人が世界から消失したところで終わった6巻の後。
二人が飛ばされたのは18年前の過去、西暦1998年でした。
過去の世界で月光はまた悪だくみをしているようですが、武は主人公らしく歴史を変えてしまうことや過去での生活に悩む中でフェニックス財団のソフィア・ブレイブと運命の出会いを果たし歴史に積極的に干渉していくことを選択します。
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過去の話なので、ももたん学院長（11歳）や、高校生時分の敵組織＜トレーラー＞首領・龍泉寺和馬などサブキャラクターたちが若い姿で登場。
正義の味方と言いながらきな臭いことこの上なかった＜ウィザードブレス＞が過去から現在に至るまで続けている悪行を見せられた武。
敵であったはずの＜トレイラー＞の人たちが人間扱いされずに理不尽に虐げられ殺されるのを見て、武は＜トレイラー＞と共に歩むことを決意するような感じで次巻に続く。
今まで過去の魔法戦争と主人公たちが完全に乖離していたのが当事者になり始めて一気に面白くなってきました。
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エピローグで六の電話を受けたのは、過去に飛ばされてから18年の歳月をかけて現代までたどり着いた武なんでしょうね。
くるみが17年待つとか言及しちゃっているし、電話の雰囲気も武によく似ていたので。
既に8巻は発売済みなので買わんとなー。
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面白かった。