そして不滅の神域封剣（レグナーレ）

著／真崎まさむね　イラスト／ぴょん吉　レーベル／MF文庫J

MF文庫J8月新刊。
女の子がお漏らしを我慢することをテーマにした斜め上エロコメディ「失敗禁止！彼女のヒミツはもらさない！」（以下、失禁）で鮮烈デビューした真崎まさむね先生の第2作目シリーズ。
デビュー作とは打って変わって正統派のボーイ・ミーツ・ガール異世界召喚能力バトルもの。
MF文庫Jだけで毎月10冊ほど読んでますが、最近のMFはちゃらい萌えエロから王道ファンタジー系路線にシフトしているような感じを受けます。
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異世界に召喚された主人公が、滅亡の危機にあるヤマトを救うためにヤマトの姫のもと並み居る強敵をなぎ倒していく無双系の学園バトル。
過去の事故により主人公の身体には祖父が異世界より持ち帰ったヤマトの神域封剣・龍剣薄紅桜が同化していて、生身で圧倒的な戦闘能力を誇ります。
軽く力を入れれば硬球を握りつぶしてしまう主人公は、元の世界では力を極限までセーブする必要があったために無気力に生きる必要があり、その反動もあって異世界でははつらつとその圧倒的な力を振るいます。
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第三章「封剣学園とゲルツの攻勢」と、ものものしいタイトルだったので何が起こるんかいなと思ったら、ゲルツ（異世界のドイツ）の全頭脳を結集して編み出した主人公籠絡作戦＝裸パーカーとかいうアホな展開でちょっと笑いました。
その辺のギャグセンスは前作からしっかりと受け継がれてて、シリアスパートとのメリハリがありました。
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敵がゲスくて小物でしょぼかった、というか主人公が強すぎたので、次はライバル系の強いキャラが登場して苦戦するも凹って的な展開で仲間にしてほしい。
女の子ならなおよし。
面白かった。