おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その1 ごく個人的な世界の終わり

著/葉村哲 イラスト/ほんたにかなえ レーベル/MF文庫J

葉村哲&ほんたにかなえシリーズ第2作(葉村哲としては第3作目シリーズ)。
全13章からなる短編積み重ね形式の日常部活物。
最近の流行りですね。
日常系書いてよ→中二病以外無理っすわ→じゃあ中二的日常系で→おまえ天才、みたいな流れらしいですよ?
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出会いを描いた0章がラストに、最後のエピソードが冒頭にと、最初と最後だけ入れ替えて配置されています。
なので主人公・白崎宗司が零白夜(ラストエレメント)の使い手で、煉獄(カサルティリオ)の力に苦しむ森塚一乃を助けたというのが、多分そうだろうなとは描写されながらもラストまでは分からず、途中とても気になりました。
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ゲーム同好会は一乃さんが宗司と一緒にいても自然なようにカムフラージュとして作られただけで、それ自体に意味はありません。
だから活動をせずに遊んでばかりでも物語上まったく問題ないんだぜ!
むしろ一乃さんが人を信じられるようになるために駄弁るのはとても大切で必要な行為なのよ!
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道化師の栄光(バッドジョーク)沢村キリカがおっぱいヒロインでいいと思います。
一乃さんに対抗するためにセクハラしてくるけど、実は純情なところがとてもいいと思います(>_<)
この作者の芸風として、メインヒロイン:貧乳、セカンドヒロイン=巨乳っぽい。
天音も一乃もバロックも貧乳なのに対して、瑛子、キリカ、瑠璃子は巨乳なので。