ゴールデンタイム 6 この世のほかの思い出に

著/竹宮ゆゆこ イラスト/駒都えーじ レーベル/電撃文庫

電撃文庫4月新刊。
アニメ化決定しました。
とても楽しみです。
海の帰りに香子が居眠り運転をして事故に・・・で終わっていた5巻の続き。
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香子が事故ったのは万里が夢うつつでつぶやいた「リンダ!」って言葉を聞いたとかではなく、純粋に単なる居眠り運転でした。
万里が起きてブレーキを踏めたのは、旧万里が新万里を起こそうと必死に思い出をかき集めて、その中にあったリンダが「踏ん張れ!」と言ったシーンに差し掛かって万里がハッと目覚めたから。
と言うわけで全く読み込めていなかった5巻の的外れで恥ずかしい感想には訂正線を入れました(/ω\)ハズカシィ
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その後引き籠った香子を引っ張り出すにあたって激しく感情をぶつけて言い合いする中で、万里も記憶を失った事から逃げないで、頑張って記憶喪失に向かい合おうと決意をします。
失った18年も、事故の後壁を作って現実から逃げ続けた1年半も何もかも全部ひっくるめて自分で、そんな自分をまるごと好きだと言ってくれる香子に対等に面と向かって好きだと言えるように、怖いけど頑張って失った記憶と向き合って一歩を踏み出してみるとか、そんな感じ。
これで香子と万里は互いに心の裡をさらけ出し、本当の意味で恋人になることができたのでした。
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そんなこんなで決意して一歩を踏み出しリンダと同窓会に出てみて、本当にみんな心配してくれてたのが分かり結局自分から壁を作ってただけだと気づいた万里ですが、1年半前の事故現場に行ったら記憶が戻りつつあって・・・次回に続く。
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万里が橋から落ちたのはバイクにひっかけられたからでした。
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ヘタれから脱却して新しい一歩を踏み出そうとした主人公がちょっとかっこよかったし、ダブルヒロインの香子とリンダも万里のことを大事に思ってるのが凄く伝わってきて、あと話のアップダウンが激しくてとても面白かった。
アニメが今から楽しみです。