デート・ア・ライブ 7 美九トゥルース

著/橘公司 イラスト/つなこ レーベル/富士見ファンタジア文庫

ファンタジア文庫3月新刊。
4月からのアニメ化を控えた富士見の期待作。
ディーバことアイドル精霊、誘宵美九編の後編です。
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美九とのいざこざの最中にさらわれてしまった十香を助けるため、美九とは一時休戦し狂三の助力を得て士道がDEM本社に殴り込みます。
イフリートの回復効果でサンダルフォンの使用代償ダメージを自転車操業させ、士道の覚悟を見極めるためについてきた美九のガブリエルにも助けられながら十香のもとへたどり着くも、目の前で士道を半殺しにされた十香が反転して魔王になってしまい、今度は黒十香と戦うことに。
殲滅奥義ペイヴァーシュレイヴなんかを必死にかわしながら、最後は1巻の最後の展開をなぞって空から十香に近づいて、それを見た黒十香もあの日の大事な思い出を一瞬思い出して動きが止まり、そのまま懐に入ってキスしてハッピーエンド。
1巻ラストの思い出のシーンが最後の最後の一番大事な所でフラッシュバックするところが熱い展開でとても良かったです。
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士道はサンダルフォンを構えながら左手にザドキエルを盾として顕現させたりと、順調に人間やめてます。
美九を庇うシーンなんかはベタベタだったけど、ベタってことはつまり王道なわけで熱血王道主人公っぷりがとても格好良かったです。
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途中の挿絵がカラーだったりカラーで真っ黒だったりと非常に手が込んでました。
そしてエピローグの美九ちゃんがデレすぎワロタ
2巻かけて罵詈雑言浴びせかけられてもめげずに王道熱血バトルして攻略しただけに、デレも一入(ひとしお)です。
精霊ハーレム完成まであと少しです。
とても面白かった。
アニメも始まるしお勧めです。