あくまでも、妹が欲しいんです。

著/水無瀬さんご イラスト/犬洞あん レーベル/一迅社文庫

前半は主人公に降って沸いた可愛い妹たちと、妹が欲しいという馬鹿な願いを叶えてくれた悪魔(事務員)との妹コメディ。
ここはキャラが立ってて面白かったものの、後半のシリアスパートが非常に読みにくかったです。
会話文主体のいかにもなラノベスタイルのに、文意を理解するのに何度も前後を照らし合わせないと分からないような、もはや伝える気無いだろ・・・な箇所が結構あってほんと読むのが大変でした。
しかも伝わったところでそれがとても解決方法に思えないのがまたなんだかな、と。
結局のところシリアスパートは内容とか意味とか整合性とか一切考えずにひたすらテキストを流し読んで最後の結果のみ得ればいいタイプの作品だと思います。なので話の流れとか整合性とか色々と気にする人はイライラすること必死。
と言うわけで微妙でした。
キャラはとても可愛かっただけに残念。
でも阪神ファンっぽいので頑張ってほしい。