C3−シーキューブ− 3

著/水瀬葉月 イラスト/さそりがため レーベル/電撃文庫

フィアたち呪われた道具を「禍具」と言います。読み方は「ワース」です。マジアカで出ます。
真面目ないいんちょーさんが実は制服の下はおまたにチャックの付いた黒革ボンデージで、毎夜革のベルトに縛られてはアヘアヘしてて、好きな男の子の前で激しく縛り上げられて白目剥いて涎垂らして気絶するシーンはとても興奮しました。
フィアはじめヒロイン達が少しずつ成長して行くのを見るのが楽しい作品。フィアたんが色んな疑念にさいなまれながらも頑張って自己認識の危機を乗り越えたのと、悩んだ末に錐霞(アヘアヘいいんちょーさん)が決意したシーンが凄くかっこよかった。
相変らず伏線の張り方がとても上手です。
コメディパートで防犯カメラの向きを変えるシーンが凄く自然にあったんだけどそれがちゃっかり本筋に絡んでたりと、意味の無いコメディパートでページを稼ぐライトノベルが多い昨今、非常によく練られてる作品です。あ、銀のクロスのネックレスは伏線かなってのは気付きました。ほんの少し描写に不自然さを感じたので。その意味するところまでは種明かしまで分かりませんでしたけど。
「ビブオーリオ家族会」なる敵対組織が新たに登場。禍具を神と奉る狂信者集団で、根本からして思想が違うので分りやすい敵となってます。もちろん互いに分かり合うこともなく戦って、最後は今まで関わってきたみんなの力で強大な敵を倒すのもいい感じでした。王道です。
さそりがためさんのイラストもとても良かった。
表紙のフトモモまぶしいフィアたんとか、腰までスリットのあるノーパンチャイナ服フィアたんとか、黒川ボンデージにワイシャツ羽織った錐霞とか、すっぽんぽん黒絵(新キャラ)とかとても良かったです。あとぱんつ見せ過ぎわろた(*´ω`*)
あほー、呪うぞ!(>_<)
面白かった。