僕は友達が少ない 7

著/平坂読 イラスト/ブリキ レーベル/MF文庫J

通常版です。限定版(夜空表紙)はちょっと高かったのです。イラストが逆なら限定版買ったかもしれないんだけど。
物語の根幹にかかわる致命的なネタバレをしています。
未読の人はスルーして下さいなのですよ。


ブリキ先生のイラストが素晴らしいです。表紙とか二次元ドリーム文庫よりえっちぃです(^ω^)
ヒロインの小声の告白に対して主人公が「え?なんだって?」ってのがいつも以上に何度もあってイライライライラしてたら、最後で今までのは実は全部ちゃんと聴こえてて(この巻だけでなく今まで全て)、関係性が壊れないように(ありていに言えばハーレム維持の為)故意に聞き流してたという衝撃の展開に。
コワモテの外見のせいで避けられてきた過去から相手の好意を素直に受け取れない、折角手に入れたぬるま湯の隣人部を壊して前に進むのが怖いってのは分かるんだけど、主人公の評価がダダ下がりなのでこの先上手いこと話を作って行って欲しい。でないと史上最低のカス主人公になっちゃいそうなので。
主人公に友達が出来なかったのは外見的な部分だけじゃなくて、そういった前に進もうとしない後ろ向きな気持ちのせいってのがあったのでしょう。自分からは踏み出さないし、相手が踏み出してくれても自分から壁を作ってきたらそりゃ友達もできんよね。本人に作る気ないんだもん。
理科が必死に気持ち伝えてきたのにスルーして、理科に自分勝手な気付かない振りを指摘されてもぬるま湯ハーレム維持の為に理科他ヒロイン達の気持ちを全部知らない振りして傷つけて、それでも平然としてる主人公・・・・・・うん、主人公がやばいくらいにカス過ぎるの早く成長させてあげて欲しい。


ここに来て新キャラ2人が参戦の兆し。今回は軽い紹介でした。
夜空と関係がありそうな生徒会長と星奈をライバル視する生徒会会計。
生徒会長「日向」のルビがカラーページでは「ひなた」になってたのが作中では「ひゅうが」になってました。女の子だから「ひなた」だとは思うんだけど、凡ミスなので気をつけてほしい。
最近大分マシになってきてたけどやっぱりMF文庫Jは校正ミスの総合商社やで!(>_<)
志熊理科が恋愛バトルに本格参戦。前巻からおしゃれするようになって一気に可愛くなりました。あと夜空はさっさとジャージ脱ぐべき。
ヒロインたちの好意を故意に聴こえない振りする最低主人公が汚名挽回できるのか、続きが気になる7巻でした。
そして2回目になるんだけど、ブリキイラストが素晴らしかった(*´ω`*)