まよチキ! 4

著/あさのハジメ イラスト/菊池政治 レーベル/MF文庫J

CLOWNさんから借りました。
夏休み前半戦、海に行って鬼籍に入って久しいスバルの母親絡みの話。母親の話は大した話ではなかったような気がするものの、なんかやたらと深い話みたいな登場人物の会話がなされてて、読み手と書き手のギャップを感じました。
そして巻数が進んでいく度に面白くなくなっていくのは何巻読んでも展開が同じだからかなーと思ったり思わなかったり。主人公とスバルの無理のある勘違い会話、故意としか思えない説明不足によるドタバタ展開とかその辺が。いくらそれがセールスポイントでもあまりに芸が無さ過ぎるというか。あと女の子とあれだけ親密にお付き合いしながら鈍すぎる主人公にもなんだかなーって。だってほら鈍いってのは相手の気持ちを察してやれない=他人の気持ちを知ろうともしない自己中クズ野郎ってことでしょ? こういう主人公は嫌いです。
という訳で最初の頃は面白かったけど巻数が進むにつれて微妙な感じ。主人公が女性恐怖症に耐えて頑張る見せ場(らしい)シーンがあったんだけど余りに展開や演出がしょっぱ過ぎて全然その凄さが伝わってこなくて、ヒロイン達がそんな主人公見て胸キュンするんだけどさっぱり共感できませんでした。
イラストはとても可愛かったです。