本日の騎士ミロク 3

著/田口仙年堂 イラスト/高階@聖人 レーベル/富士見ファンタジア文庫

CLOWNさんから借りました。
王国内部に入り込んだ暗殺者たちとの戦い。ミロクが亡命したジルサニア王国もかなり深いところまで間諜に潜り込まれてて、内部から攪乱され切り崩されながらも赤眼隊が暗殺者から姫様を守りぬくお話。どこの世界でも内部に潜り込んだ見えない敵と戦うのはしんどいよね。味方の裏切り前提だから読むのも精神的に辛いし。
そしてその過程で徐々に見えてきた真の敵。戦うべきはオウガン帝国ではなく、オウガン帝国を内部から蝕み意のままに操らんとする人心を拐かす術(魔法・口車・計略もろもろ)に長けた謎の黒衣集団なのでした。確かにこれならオウガン帝国に残って機をうかがうシェンランともすぐに共闘する展開にできるしね。
そんな感じで良質の剣と魔法の中世ファンタジーです。ファンタジア文庫はその名の通りファンタジー系は面白いのが多い感じ。乱☆恋とか。