生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録 2

著/葵せきな イラスト/狗神煌 レーベル/富士見ファンタジア文庫

生徒会の一存の第2巻。
第1話で緩い今の雰囲気が好きだからこのままでいい冒険心なんていらないと言いながら、第2話第3話では冒険心のない刺激のない生き方は嫌だと同じキャラが言いだしてボクチンちょっと困った(´・ω・`) 表紙の人なんですけれども。
生徒会は実は教師以上の絶大な権力を握ってるのに、どう見てもそう見えない不自然さも気になります。
あと生徒会活動はボランティアみたいなもので生徒のために私たちが「やってあげてる」もので、身を粉にして一生懸命するもんじゃないのよって所も、あまりの責任感の無さとエリート主義的な周りを見下す上から目線さに不快感を覚えました。生徒会に入りたかったのに入れなかった藤堂リリシアがそんな言葉を聞いたら激怒するだろうし、仮に自分の本意ではなくとも仕事を与えられた以上その中で頑張るのは当然だと思うので。
そんな感じで、全体的にあまり良い印象は受けませんでした。同じタイミングで一生懸命頑張る生徒会物を読んだので、それがよりいっそう印象を悪くしたのかもしれません。
イラストはとても良かったです。