女帝・龍凰院麟音の初恋 2

著/風見周 イラスト/水月悠 レーベル/一迅社文庫

退学の危機に陥った龍凰院麟音を救うために最後にどんな一発逆転があるのかと思ったら、煙幕はって誤魔化すだけとかしょぼすぎてワロタw しかも麟音が過去に行ったカップルに対する逆恨み的な取り締まりについては謝っただけでうやむやになるし。それ責任取ってないよね。今まで取り締まる側だったが取り締まられる側に立ってしまったので、取り締まりはやめるのだ!ごめんなのだ!
つまりグダグダなのでした。
まぁこの作者はライトなノベルだからライトノベルなんですキリッを地でいく作者で、どの作品もこんな感じで終盤拍子抜けするような微妙な終わり形してるので、想定の範囲内と言えば想定の範囲内なものの、あまりのしょぼさにせつなさみだれうちでした。
キャラクターは相変わらずベタで王道。麟音の恋のライバルに立候補したIカップ巨乳の姫神美麗のツンデレお嬢様っぷりが可愛かった。もちろん業界で言うところの“びっち”ではなくキスもしたことない清純派。風を見るというペンネームどおり、読者層を裏切るようなヘマはありません。「うるさいうゆさいうゆしゃーい! 口答えするにゃれら愚かにょもめー!」な麟音も相変わらずの可愛さ。
細かいことは全部スルーしてひたすら微エロハーレム路線を突き進むライトなノベルです。