疾走れ、撃て!(ハシレウテ)3

著/神野オキナ イラスト/refeia レーベル/MF文庫J

いつもの陸軍から離れ、海軍への出向任務のお話。必然、舞台は艦上、戦場も海になります。
ところで海って怖いよね。昔スイミングスクールで結構しっかり水泳習ってたんですが、海に行くには浮き輪が必須だったりします。あなたの隣に黄色い大きな浮き輪orシャチさん(大人も乗れます(`・ω・')キリッ)。メンタルの弱さと足の攣りやすさが原因で、万が一足が攣ったら死ぬよねと思うとどうにも装備無しで泳ぐ気になりません。そもそも海はサメが居るよね?そんな危険な所には普通は行きたくないよね?
閑話休題
と言うことで、女性ばかりの海軍の新型兵器テスト部隊へと行った主人公が、女の子たちに囲まれてひん剥かれてスキンシップされて全てを見られてお婿にいけない描写がとても丁寧に力をこめて描かれていて、その辺の凡百エロゲにも見習って欲しいくらいに読んでて楽しかったです。
ただ、ところどころ主語述語の不一致、助詞抜け、そもそも文章になってないよねここ(^^;ってのがあったのがちょっと残念。校正ですぐに分かって直せるレベルなんだから編集者はもうちょっとしっかりとやって欲しい。こんな最低限のところでケチがついたら、せっかくいいもの書いてる作家が可哀想なので。
もちろん軍隊物なので今回も戦闘シーンがあります。短いながらも敵の兵器や味方の実験機、さらにミヅキの覚醒など盛りだくさんの展開で、今回の敵の行動の理由が伏せられたままなど伏線も張られてて、こっちの方も文句無く良かったです。
そんな感じで総じてお勧め。