森口織人の陰陽道

著/おかゆまさき イラスト/とりしも レーベル/電撃文庫

遙奈原初雪様。校内一と誉れ高き麗しのお嬢様。完璧な容姿と物腰でクラスでも信頼が厚い…のですが、そんな彼女にも悩みがありました。それは“自分の思考が他人に流れ漏れてしまう”こと。思春期ど真ん中な彼女は、ついついえっちな―もとい、扇情的な妄想をしてしまい、それが他人へと伝わってしまう危機的状況に…。そんな初雪様を守るため、織人様が孤軍奮闘(七転八倒)するのでございます。ええと、「陰陽道」はどこにいったのでしょう…?「電撃大王」連載『森口織人の帝王学』と一緒に読めば全てお分かりになるでしょう。おかゆまさきの新作登場、でございます。

撲殺天使どくろちゃんのコンビによる新作(去年発売ですが(´・ω・`))。地の文が大河ドラマ風の語り口調になってます。それも特徴なんだけど、何よりえっちな挿絵が多いのが最大のセールスポイント。表紙からしてスカートビリビリだったり縄で縛られてたりモザイクかかってたりしてるわけですが、挿絵も露天風呂、校内スクール水着、トイレで縛られて胃カメラと、えっちな―もとい、扇情的なイラストばかり。もちろん普通の挿絵もとりしもさんの気合入った可愛い絵柄で破壊力抜群。絵・文ともにどくろちゃんと似たような雰囲気なので、前作好きな人は読んで損は無い一冊。