種デス第40話「黄金の意志」

毎週土曜は種デスの日。第40話「黄金の意志」

プラントのジブリール引渡し要求に対し、この期に及んで不誠実な回答をするオーブ。オーブと言えば連合率いる対プラント陣営であり、確固たる情報も掴んでいるプラント側は、当然この回答を誠実な交渉の意志無しと見て戦端を開きました。今まで海外派兵はするわ直接ZAFTと戦ったりするわなんですから、ここで「いない」なんて言ったら攻撃されるのは当たり前ですよね。
でもカガリさんはそのことに対して納得が行きません。亡き義父ウズミ様の言葉とともに隠されていた黄金のMSアカツキを駆り、ZAFTのMSを次々と撃ち落としていきます。


しかし何故カガリさんは納得が行かないのでしょうか?
どうもカガリさんはオーブの行う戦争は無条件で正しい戦争で、プラントや連合が行う戦争は全て悪い戦争だからと考えてるようです。その証拠に、フリーダム、アークエンジェルアストレイ、ムラサメ、アカツキストライクフリーダム、インフィニティジャスティス、エターナル、虎ガイアと、オーブは強力な新兵器を保持、又は開発し続けています。
また彼女は一国の指導者という立場にありながら、相変らず感情を爆発させるだけで自らの理念を語ろうとはしません。「でも……!」「私は……!」とかそんな尻切れの言葉だけしか言わないので、鬱陶しいことこの上ないですし、これでは相手を説得することなんて、とてもじゃないが無理でしょう。その癖、自分(とオーブ)は被害者みたいな顔してるのがなんだかなぁって感じですね。
だいたい今回の戦争だって、あくまでオーブは先制核攻撃した連合側で、自衛の戦争という定義が当てはまらないと言うことを、カガリは本当に理解していないんでしょうか。政府が機能していなかっただの言っても、それはオーブ国内の問題に過ぎず、対外的に見れば、「自衛のため」という名目で保持していた戦力を先制攻撃に使ったことに変わりないわけです。

まぁ理解しているからこそ、非論理的で感情的なことしか言わない(言えない)んでしょうけど(笑) で、それが悔しくて癇癪と。それにしてもこんな無能な指導者が居る限り、オーブはこの先も迷走を続けるでしょうね。加えて未来の夫があっちにフラフラこっちにフラフラのアスランだし(笑)