図書迷宮

著/十字静 イラスト/しらび レーベル/MF文庫J

あなたは思い出さなければなりません。心的外傷の奥に潜む父の仇を探し出し、奪われた名誉と失った魔法を取り戻すのです。吸血鬼の真祖(ハイ・デイライトウォーカー)の少女、アルテリアと共に。そのために図書館都市を訪れ、ありとあらゆる本が存在する図書迷宮に足を踏み入れたのですから。あなたには一つの大きな障害があります。あなたの記憶は八時間しか保ちません。ですが、方法はあります。確かにあるのです。足掻いてください、あなたが人間足りうるために。全ての記憶を取り返すために。第十回MF文庫Jライトノベル新人賞、三次選考通過の問題作、ここに刊行―――。

MF文庫Jがレーベル史上初めて統一価格580円を解除して、780円で発売した書籍。
さすがにネタバレするのはアレなので、本分の内容については極力避けました。
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地の文が二人称の小説は生まれて初めて読みました。
理由も二段重ねでおおっと思わされました。
ギミック満載で、作者の熱意が込められまくった作品です。
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ボクはご都合主義の奇跡は大好きです。
最後に奇跡を起こすから主人公って言われるんですよ。
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MF文庫Jの通常ラインナップとは全く違った特異性を持った、改稿前タイトル「図書迷宮の吸血奇譚」面白かったと思うのです(´・ω・`)
でも伏線とか展開が凝りすぎてて、途中から細かく追うのを放棄してしまいした(´・ω・`)
バカでごめんね(´・ω・`)
明日から本気出す(´・ω・`)
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合う合わないはあるとは思いますが、話題性もあるしこのラノで上位に推された作品なので、一度読んでみてはいかがでしょうか。