幸運なバカたちが学園を回す 1 〜豪運ザコとカワイイ幼馴染 〜

著/藍藤遊 イラスト/よう太 レーベル/MF文庫J

MF文庫J9月新刊。
運で全てが決まる学園で、疎遠になってた幼馴染と再会して、過去のすれ違いをのり越えて、両思いだけど向こうがツンデレ&主人公鈍感なので悪友みたいな関係になるお話。
生徒たちは平素から引いたものが具現化する魔法のようなガチャを回して学園生活を送っています。なぜそんなことが可能なのかという説明は、おそらく未来永劫されることはないんじゃないかな。ラノベ読むのにイチイチそういう細かいことは気にしちゃダメだよ?
.
登場人物たちの常軌を逸した異様なテンションについていけないのは、もうボクが若くないからなのか、それとも単純にギャグが面白くないからなのか。
他人を見下したり、仲間の足を引っ張ってそれで笑いをとるスタイルがあまり好きでないというのもあるかもしれません。
「殺す」「死ね」「ゲラゲラ」と言った口汚い言葉も多く、基本的に誰かを馬鹿にするタイプの笑いでコメディパートが構成されていたので、そういうのが苦手なボクは全編通してやや不快感がありました。
通じ合った仲間内だからと言う人もいるかもしれません。
でも関西でも身内弄りって結構あるんだけど、こういう直接的に邪魔したり足引っ張ったりするんじゃないんだよね。
上げたら落とす。逆に、落としたらちゃんと最後に上げて終わらないと、笑えないじゃん。
まぁボクは別にお笑い通でもなんでもないんですけども。
ただこういった友人に対する荒っぽい言葉遣いはあまり好きじゃないし、かなり読み手も選ぶかな、と。
.
注)個人の感想です(ゝω・)