Re:ゼロから始める異世界生活 13

 ――エミリアは実年齢百十四歳、外見年齢十八歳。そして、精神的には十四歳だ。

MF文庫J6月新刊。
第四章「聖域編」の反転攻勢回。
ここまで長かった。読むの止めようか本気で思うくらいに長かった(´・ω・`)
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お話は聖域編だけでなく、ここまでの物語全体の核心へと迫りました。
つまりシャレにならないネタバレをしてます。
なので未読の人はスルーしてね。
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もう一度書きますが、黒幕が誰かとかシャレにならないネタバレをしているので、ネタバレして欲しくない人は絶対に読まないで下さい。
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アニメ組の人は、多分ここはアニメ化でネックになりそうなんであんまり関係ないかな?
アニメでも大人気の〇ムも出てこないしね。
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全ての黒幕はロズワール辺境伯でした。
道化の仮面の下で冷徹非道に大願成就を画策していました。
全てというのは聖域編のことだけではなく、それこそ全て。
物語の始まりでエミリアの徽章を盗ませたのも、エルザにエミリアを襲わせたのも、第二章で魔獣使いを村に引き入れたのも、狙ったように屋敷を不在にしていたのも、どころかそもそも王選にエミリアを担ぎ出したのも、全てロズワールが己が目的を達するための行動。
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その目的とは「叡智の書」に記された記述であるナツキ・スバルという最強のジョーカーを手に入れること。
そしてスバルを手に入れたのちに、スバルに残酷な選択をさせることで、たった一つのために他の全てを捨てる覚悟をもたせること。スバルの場合はエミリアのためならレムすら切り捨てる覚悟を持たせること。
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そんなラスボスであるロズワールに対して、オットーと対等な友情を誓い合い再起したスバルが賭けを提案します。
この聖域編で全てを取りこぼさずに解決できたら、これからは全てを救おうとするスバルのやり方に従え、と。
逆に、できなければスバルがロズワールの駒になると。
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スバル、オットー、ラムの奔走で、過去を否定するガーフィールを攻略し、エミリアと本気の喧嘩をして気持ちをぶつけ合って腹の底から分かり合い、エミリアはパックに封じ込められていた過去の記憶を取り戻し、スバルとキスすることで彼女もまた再起し、今度こそ強欲の魔女エキドナの試練攻略に挑みます。
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やっと聖域編が動き出しました。
あとは聖域に現れる大兎を倒して、次は屋敷でエルザと魔獣使いを倒すと。
次では終わらないかな。でもきっともうちょい。うん。