Re:ゼロから始める異世界生活 11

著/長月達平 イラスト/大塚真一郎 レーベル/MF文庫J

『聖域』編の続き。
死に戻りするたびに濃くなる魔女の残り香のせいで、やり直すたびに態度を硬化させるガーフィール。
ガーフィールを振り切って駆け付けた屋敷で待ち構えるのは、一章以来の登場となる殺人鬼エルザ。
時を同じく『聖域』に現れた新たな厄災の魔獣『大兎』。
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強敵がタイミングよく揃い踏みしてどうしようもなくなったところで、『強欲』エキドナの力を借りて『憤怒』ミネルヴァ、『暴食』ダフネ、『傲慢』テュフォンの3魔女と対話し、またエキドナの助言を得ることでこの絶体絶命の窮地をのり越えんとスバルが立ち向かう決意をするまでのお話です。
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最近ちょっと読むのが疲れてきたかも……同じような展開というか、ひたすらしんどい話ばっかり続いて読後感が芳しくないというか達成感が少ないというか、達成感が速攻でまたしんどい話か……というげんなり感に上書きされてしまうというか。
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友達を助けるのに理由はいらないとスバルに言ってみせたオットー。暗い話の中で燦然と輝くいい話ですね。そのオットーさんは死んじゃう訳ですけど。
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エキドナには『死に戻り』を告白することが出来ました。
ロズワールは『死に戻り』関連や世界の真実的なことを知ってるっポイ。
ついに影という形を伴って現世に実体化した嫉妬の魔女。
ベアトリスとロズワールはなんか凄い本をもっているみたい。魔女教のに似てるけど非なるものだそうで。