俺たちは空気が読めない 1 孤独な彼女の助け方

著/鏡銀鉢 イラスト/ひさまくまこ レーベル/MF文庫J

KY(空気が読めない)主人公のもとに、残念系美少女たちが集まってきて、奉仕部というか第二ボランティア部的なことをするお話。
えむえむっ!僕は友達が少ないガガガ文庫の俺ガイルあたりの流れを汲む作品、なのかな?
.
悩み相談というか依頼というか、主人公たちが問題事に首を突っ込んで解決するわけですが、基本的にKY全開の会話で一方的にやり込める上に、相手がちょろく論破されたりと、論理や展開にご都合主義が少なくなくて、その辺気になる人は気になりそうです。
まぁあれです、会話による俺つぇぇぇええは難しいね。
ハイレベルにするとボクはじめ読者がついてこれないし、でも知的レベルを下げると相手がただのアホになってしまうので。
.
あと学校って勉強する所であるとともに協調性や社会性を学ぶところでもあると思うので、一概にそれを全て悪と断ずるのはどうかな、と思ったり思わなかったり。
最後に主人公が取ったいじめへの介入行動は、KYとか協調性とかそういうの関係なしに正しいとは思いますけど。