チートな僕のアホの娘育成理論

著/小山タケル イラスト/れい亜 レーベル/MF文庫J

生まれつき全属性の魔法をいとも簡単に使えてしまう主人公。
全属性の魔法を自然と使えてしまうことで、自らの運命にすら自然と干渉してしまい何をやっても上手くいってしまう彼は、努力や挫折というものを全く知らず、当然傲慢な人間に育ちました。
そんなチートレベルの神に愛されたとも言うべき圧倒的な才能からナチュラルに他人を見下すちょっと感じ悪い天才主人公様が、自分の魔法が唯一効かないヒロイン相手に初めてぽんこつになってしまい、そんなヒロインの恋の成就をアシストすることで世界の破滅を救うお話。最後の一文がまったく脈絡なく、前後が丸っきり繋がってない様に思えるかもしれませんが、ボクが悪いんじゃないんです、そういうお話なんです。
ヒロインは別種の得意才能を持っていて、暴走すると世界を破滅させちゃうんです。だから告白が失敗すると暴走してしまってまずいんです。
どんくさいヒロインの恋の手助けをすることで、天才主人公様が精神的に成長していくお話だと思います。ガンダムSEEDのキラとかテイルズ・オブ・ジ・アビスのルークとかと同じような感じだと思う。そう思いたい。