姫宮さんの中の人

著／月見草平　イラスト／EIN　レーベル／MF文庫J

私立クレマチス高校の眉目秀麗・文武両道、生徒みんなが憧れる生徒会長・姫宮ちとせ。
しかしそんなパーフェクト生徒会長は、実はちんまい「中の人」が入った「外の人スーツ」だったのだ！
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これだけで読む気が失せる人がいるかもしれませんが、まぁおおむねそんなお話でした。
ちなみにクレマチスは花の名前のようです。日本ではあまり馴染のない花ですね、ボクも初めて聞きました。写真を見てもよく分かりませんでした、と書こうと思ったら親が大事に大事に育ててる「テッセン」にそっくりそのままな写真があって、園芸やらない庶民はまぁ広義ではほぼ同じみたいな感覚で良さそうです。
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閑話休題。
姫宮ちとせこと姫宮さんは、極度の対人恐怖症のため「外の人スーツ」で生活をしています。ひょんなことから姫宮さんの「中の人」の存在を知ってしまった主人公・星野純人は、性格改善プログラムという名目で姫宮さんとごっこ遊びとか色々することになり、「外の人スーツ」から出ることを妨害せんとするマッドサイエンティスト「姉ぴょん」こと姫宮ちなつとの対決イベントで姫宮さん（中）が外に出たいという真摯な想いを伝えることで、一時休戦に持ち込みます。