魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉 6

著/川口士 イラスト/よし☆ヲ レーベル/MF文庫J

現在絶賛アニメ放映中、魔弾の王と戦姫の第6巻。
5巻までで第一部「ブリューヌ動乱編」が終わり、第2部がスタート。
ブリューヌ(フランス)を出てアスヴァール(イギリス)が舞台に。
表紙はついに登場した7人目の戦姫、“崩呪の弦武”ムマの担い手、ブレストを賜りし「羅轟の月姫バルディッシュ)」オルガ=タム。14歳のぺったん娘な少女です。
ジスタートの密使となったティグルがアスヴァールに行く途中で成り行きで旅を共にすることになります。ティグルの手の早さに脱帽。さすが武勲の誉れ高き現世の英雄。
挿絵はありません。というか新規イラストは表紙だけ。ピンナップも使いまわしです。
良くは知りませんが、当時、体調不良だったそうですね。
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閑話休題
2年前に旅に出ると書置きを残したまま行方不明だったオルガちゃん。
何か理由があるのかと思ったら、ただの家出でした。いわゆる自分探しの旅。
オルガちゃんは若干ヘタレなので、ある日突然、竜具に選ばれたというだけで自分の育った地区とは段違いに広大な領土と人を治めるという責務から逃げ出してしまったのでした。
オルガちゃんはぺったん娘ですが、騎馬の民の長の家系に生まれ割りとしっかり育てられたので、平民を装う必要がある時は別として、外見とは正反対な高貴な喋り方をします。
そのギャップがまた可愛いのです(>_<)
オルガちゃんマジ天使!(>_<)ミ☆
リュドミラも結構好きなんだけど、有能すぎてその分ちょっと性格がきつくてどうしても距離を感じるというか、その点オルガちゃんはややヘタレな性格なので絶病な安心感があります。
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ティグルはマトヴェイ(バートランの代わりの信頼できるおっさん枠)とオルガと共にアスヴァール内乱に首を突っ込む中で、オルガと信頼関係を構築して行きます。
さすが黒弓に認められた魔弾の王ティグル。
これで7戦姫はエレン、リュドミラ、オルガの3人が味方、サーシャ、ソフィーヤの2人が友好的中立と過半数を押さえました。
後は敵対しそうなヴァレンティナと、チョロイン噛ませ犬っぽいエリザヴェータだけ。
未来のジスタートはほぼティグルの手中に。
ソフィーは次の巻で完全な味方になりそうだしね。
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非道な王子同士が相争うアスヴァールの後継者争いは、人望高いタラード=グラム将軍の謀反によってジャーメイン王子が討ち取られ、ティグルは両王子では無くタラードと同盟を結ぶことを選択します。
オルガのピンク色の力を使った魔弾で、エリオット王子に寝返ったレスター将軍が変身した白い巨人の化物を討ち取ったティグル。
次はエリオット王子との戦いです。
信頼関係が構築されると魔弾が打てるようになるのかな?最後は7戦姫全ての力を使ったレインボーショットだね!
面白かった。