東京聖塔(ジグラート) 2

著/雨野智晴 イラスト/富岡二郎 レーベル/MF文庫J

MF文庫J9月新刊。
余命2年の妹を助けるため、制覇すると願いを叶えると言われる東京聖塔(トウキョウジグラート)を攻略すべく裸一貫で戦う主人公がヒロインとキャッキャウフフしながらハーレムするライトノベル、と思ってたんですが、主人公は潜在奥義を使うとその代償に五感の何かの感覚を喪失するため、1回目で味覚を失い、この2巻では左目の視力を失いました。
この作品の基礎ともなった前作の全裸主人公もの「ある日、神様がスマホにおわしまして」の明るいノリとは正反対に、何かを得るには相応の犠牲が必要というテーマでややダークな雰囲気の作品。
個人的には明るいお話の方が好きです。
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セカンドヒロインの牧野ヶ池淡雪さんが登場。
詠う少女の創楽譜で言う所のシルヴィさんに相当、性格的にもぺたん娘的にも。
31階ボスに憑依されて死にかけていた淡雪わんを助け出すお話です。
その対価が左目の視力だったわけです(´・ω・`)