蒼き箱庭のプログレス Ange Chronicle Side:BLUE 3

著/野島けんじ イラスト/水沢深森 レーベル/MF文庫J

アンジュ・ヴィエルジュ外伝ノベライズの最終巻。
表紙は「アメちゃん!」こと鳳来天雨、青蘭学園特別学区<ブルーエデン>が誇る最強チーム「バスター・フォー」のメンバーです。
最強のバスター・フォーとブルーミング・バトルで勝ってアメちゃん!を取り戻すのかと思ったら、全長数十メートルの暗黒皇竜(ダークドラゴン)が黒の世界ダークネス・エンブレイスから渡ってきてこれを撃退することに。
ちょっと前にバスター・フォーがぶち殺した暗黒皇竜のつがいで、やられた相方の霊的エネルギーを取り戻しに青蘭島上空の門<ハイロウ>の結界をぶち抜いて青の世界アースこと地球へと襲来したのでした。
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これを日向美海ほか青蘭学園のプログレス総出で足止めして、最後は稲森百南(いなもり・もなみ)が覚醒して追い返してめでたしめでたし。言及はなかったんですが、美海がコンビで戦っていたプログレスはきっと岸部沙織なんだろうなと思います。
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百南が、倒す方法は私が知っている、私に任せて→元気玉で全エクシードを集める→よそ見して攻撃を外す、ってシーンがあって、こいついっぺんしばいたろかと思わざるをえない(^ω^)
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ダークドラゴンをKOした百南の潜在エクシードは能力コピーじゃなくてその逆、百南のエクシードこそが全てのエクシードの源。つまり百南asナンバーワン。
外伝でこんなキャラ出していいんかいな……
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まろん先輩は生徒会の潜入捜査官でした。
ブルーエデンがきな臭い―→そのエースチーム<バスター・フォー>に接触したい―→一番話ができそうなのはメンバーの鳳来天雨―→天雨の幼なじみのモナとシオに接触というのが始まりだったみたいです。
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2巻までと比べて物語の進め方が全体的に丁寧さを欠いていて、ぶっちゃけ雑かなという印象を受けました。
読んでいてちょっと違和感があったりなかったり。
という感じで、オールスターデッキ発売に合わせて読みました。
作品設定をかなり忠実に守りながらブルーミング・バトルで成長していく姿を描いた作品なので、プレイヤーさんにはお勧めです。
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47冊連続でMF文庫J読んでます。
後3冊で区切りの50冊。
俺、50冊続けてMFを読んだらその間に積読していた他レーベルを読むんだ……