しゅらばら! 11

著/岸杯也 イラスト/プリンプリン レーベル/MF文庫J

MF文庫J6月新刊。
10巻で本編が無事終わり、11巻は星川早乙女がニセ彼氏を頼むに至った第0話的なお話と、メインのヒロインやその他サブキャラ達のアフターストーリー短編集。
若干、女尊男卑な雰囲気がしなくも無かった。
合コンで結婚できない男性陣をぶった切って批判してたけど、翻って同じように結婚できない女性陣はどうなのかと……作品全体通して、女性はほぼ全キャラが美人で能力高くて性格もいいけど、対して男性はカスいのが目に付くような……バランス感を失してるというか……ちょっと気になりました。
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あとアフターストーリーにしてはいまいちのめり込めなかった感じ。
本編が終わりドタバタ感が無くなったからかもしれません。一番読みたかったその後の一大&早乙女のイチャラブ感が低かったからかもしれません。作者が短編を書くのが苦手で盛り上げられなかったのかもしれません。1巻からここまでずっと3ヒロインでほぼ話を進めてきたのに、ここにきて負けた二人のその後はスルー気味でサブキャラのお話になり、そのサブキャラに自分がほとんど興味がなかったからかもしれません。サブキャラは有能キャラが多く盛り上げようが無かったからかもしれません。
少し読みたいポイントとずれてたかな、と言う気がするようなしないような、でした。
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最後の最後でちょっと尻切れ感が無くは無かったのですが、それでも本編10巻を途中ダレることもなく楽しく読むことができました。
完結お疲れ様でした。
作者買いのリスト入りです。
シリーズ全般お勧めです。