蒼柩のラピスラズリ 7

著/あさのハジメ イラスト/菊池政治 レーベル/MF文庫J

「新しいウィッチクラフトを生み出すということ。それはつまり、九十九のウィッチクラフトを犠牲にするということだ」
家族を救うために、家族を犠牲にできるのか……。残酷な二者択一を迫られる中、九十九の《魔女の遺産》を巡る物語はついに最終局面へと突入する――。

シリーズ最終巻。
.
真由香・・・主人公と結婚
ラピス・・・死亡
七海・・・死亡
梨央・・・死亡
セツナ・・・死亡
アリス・・・なぜか生き残る
.
すげーわ⊂(。Д。⊂⌒`つ
タイトルキャラのラピスラズリ含めて主人公が選ばなかったハーレム要員皆殺しエンドでした。アリスはハーレム要員ではないので生き残れたのかもしれません。
MF文庫Jでこんな終わり方していいのね。
.
ウィッチクラフトを全て集めると願い事が叶うというのは、集めたそれを再構築して願いをかなえるための新しいウィッチクラフトを作ることができるということでした。つまり願いを叶えるには、ウィッチクラフトであるラピスや七海が死なないといけません。
ラピスや七海を犠牲に真由香を救うかどうか、主人公は二者択一を迫られますが、主人公の意思とは関係なくラピスが勝手に真由香を救う決断をして主人公がなんら選択に関与しなかったのがかなり不満でした。物語上もっとも重要な選択をしない主人公とかもう主人公ちゃうやん?
.
バトルシーンも消化不良と言うか、短い上にパートごとにぶつ切りになってる感じでイマイチ盛り上がりに欠けました。