ごくぺん! 1

著/三原みつき イラスト/相音うしお レーベル/MF文庫J

積読消化も兼ねて新規開拓('ω'`)
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エリート街道を捨てて離れ離れの幼なじみの居る馬鹿高校に転校した主人公が、そこで生きる社会から見捨てられたヤンキー学生や任侠ヤクザ学生たちと出会い、最初は上から目線で馬鹿にしながらも彼らが抱える心の傷とどうにかまっとうな所へと這い上がろうとする姿を見て、同じ目線に立ち任侠の心を理解していく中で主人公が精神的成長を遂げるお話。
ラブひなアイマスといった小ネタが散りばめられてるので、知っていると少しだけくすっとできます。
ラストはゴウザウラーばりに学校がロボットに変形したりヤンキーの中からIQ314の美少女が出てきたりと超展開。
任侠ものというテーマ性があって主人公の心的成長が熱かったものの、全体的にやや小気味よさが無くてエンターテインメントに欠けてた感じ。
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イラストレーターの「相音うしお」の「相音」は「こもね」と読むそうです。なんでこう読むのか調べたけどよく分かりません。
本編にはまったく関係ありませんが、家族の反対を押し切りエリート街道を捨ててラノベ作家の道へと進んだ作者さんが、ご家族とまた仲良くなれればいいなと思いました。
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最後に、新規開拓のつもりだったのに片付けようとしたら本棚には既にこの作者さんの名前がありました。
「魔技科の剣士と召喚魔王<ヴァシレウス>」の人だったのね。
もはやMF内での新規開拓は不可能な気がしてきた・・・('ω'`)