フルメタル・パニック!アナザー 2

著/大黒尚人 イラスト/四季童子 レーベル/富士見ファンタジア文庫

「お・・・・・・ん・・・・・・」
「あ、何だって?」
「・・・・・・お、お〇ん、ち〇」

「なるほど、これはオチ〇〇ンというのか。うむ、悪くないな。中々においしいぞ、オチ〇〇ン」

メインヒロインと可愛い妹に卑猥なセリフを言わせて(^ω^)フヒヒするライトノベル、それがフルメタアナザー!⊂(。Д。⊂⌒`つ
早くアニメ化して声優さんにおちんちん言わせて欲しい(^ω^)ブヒィィィl


主人公専用アーム・スレイブ「AS-1 ブレイズ・レイブン」が初お目見え。初陣は敵の待ち伏せ戦でした。
固定武装なし、外部兵装として日本刀(単分子ブレード)一本という国産初の第三世代型ASです。平気としては論外のジャパンブルーと白のカラーリング。
本体性能は他の既存機体には劣るものの、大出力のジェネレータから供給される莫大な電力で稼働する両肩のアジャイル・スラスタと呼ばれる起動機構により空中機動ができます。今までのASが跳躍中は姿勢制御くらいしか出来なかったため、アジャイル・スラスタ稼動中は従来の常識を越えた異常な戦闘機動が可能になります。初見殺し度は多分史上最高。そんな新機体を主人公が扱って日本刀で敵ASをぶった切ります。
今までASは兵器カテゴリだったもののAS-1はスーパーロボットカテゴリになっていて、必殺技で敵ASをなぎ倒して行くのはとてもテンション上がりました。


作品構成は前半がラブコメ、後半が戦闘、ラストで次につながる新展開。
初陣でテストもまだの新型AS渡されて頑張って敵ASを倒したと思ったら、敵パイロットの女の子がヤンデレ化してあれだけASを乗りこなしてしかも私を倒すなんて素敵、初恋ですとか言い出しました。この先事あるごとにストーカーされそうです。
初陣で新型に乗って華麗に敵AS2機を撃破する大金星をあげ、ちょっと気になる美少女教育係のリーナたんに褒めてもらえるだろうと報告しにいったら、幼い頃から培った天性のAS操縦才能をまざまざと見せ付けられたリーナたんは、嫉妬とか羨望とか綯い交ぜになった複雑な気持ちを処理しきれずに逃げちゃいました。それを見た主人公は俺何かしたっけ・・・・・(´・ω・`)ショボン
訓練所でしごかれた夏休みも終わり日本に帰って学校に行ったら、幼なじみと親友が名前で呼び合う関係に。微妙な呼称の変化に気付いてそれとなく探り入れようとするものの、それで今の3人の関係が壊れそうだったり、NTR感でイライラモヤモヤするからとあまり深くは突っ込めなかったりしたところはただの鈍感主人公ではなかったものの、2人が名前で呼び合うようになった本当の理由に思い至らないあたり、まだまだラノベ主人公でした。でも夏休みの間に仲良い2人が名前で呼び合うようになったら、普通付き合いだしたと思うよね。それを祝福する反面、モヤモヤしたり距離を感じて寂しく思ったりしたりと、普通にラブコメしてます。恋愛パートがメインストーリーに絡んでるのも良い感じ。
フルメタ無印よりも大分ラブコメパートが強くなってて、戦闘シーンもスーパーロボット寄りのヒロイックバトルアクションになったので、フルメタ本編読んでない人も楽しめるんじゃなイカ
とてもお勧めです。