しゅらばら! 3

著/岸杯也 イラスト/プリンプリン レーベル/MF文庫J

表面上は私たち友達だよねと言いながら、裏では他の2人を出し抜くために主人公に対してお胸を押し付けたりミニスカート穿いたり腕を組んだりとセックスアピールしまくりの3人のヒロインによる修羅場ライトノベル。別に修羅場ものばっかり読んでるわけではありません。たまたま時期が重なっただけなのです。
俺修羅ヒロインズが真っ向勝負系でライバルだから負けないよって感じなのに対して、しゅらばら!ヒロインズは表では私たち友達だよねと言いながら、裏で出し抜く気満々なのが正反対な感じ。個人的にはどっちも好きです(^ω^)
ヒロインたちとニセ三角関係にあることを知ってるのは主人公とメインヒロインの娘だけだったのに、メインの子が他2人と内通してて、いつの間にか関係がばれてることを主人公だけが知らない状態になりました。ヒロインズは他の女の子よりも主人公に特別扱いされている今のポジションを守るために主人公に内緒で3人で話し合ってルール作りをしていたのです。敵の敵は味方です。敵なので出し抜けるときは出し抜きますけど。黒いです。
そんな3人のヒロインズとは裏腹に面倒見のいい真面目な主人公はダラダラ誤魔化しが続いたことに罪悪感やら不誠実さを感じています。酷い話です。
その主人公を巡るルール作りも相手の有利な条件を潰すために残り二人が協力してやりこめるってのが組み合わせを代えて続いた末にできた産物で、私たち友達だよねって言葉が非常に空虚でアレでナニでした。
それでもやり過ぎにならないような自制心がまだギリギリ働いてるのも好感持てました。一応3人は昔からの友達なので(遠い目)
こういう水面下での女の戦いは大好きです。