涼宮ハルヒの分裂

著/谷川流 イラスト/いとうのいぢ レーベル/角川スニーカー文庫

涼宮ハルヒの憂鬱シリーズにおける2011年5月24日までの最新刊。
もうすっかり内容を失していたので読み直しました。読んだのは多分発売してすぐの2007年春です。途中でαルートとβルートに分岐します。αがハルヒとの日常を続けた場合、βが敵との対決みたいな展開。
要約するとこんな感じ。

メモ兼要約

春になりそれぞれ無事進級を果たしたSOS団メンバーであったが、新学期開始とともに神人が何度も出現する異常事態が発生していた。その原因は、春休み最後に日に待ち合わせ場所にキョンが佐々木(めっちゃ美人でキョンが中3の時に懇意にしていた女の子)を連れてきて、ハルヒが何かしら思ったから。
後日再びSOS団メンバーが佐々木と遭遇するも、その周りには未来人と超能力者と宇宙人(新キャラ)がいて、ハルヒは佐々木に何ともいえない敗北感と言うか寂しさと言うかそう言うのがない交ぜになったもやもやを感じた模様。
その夜謎の電話がかかってきて、ルート分岐。

α

かかった来た電話の相手は謎の自称後輩の女の子。その後佐々木にキョンの学力について指摘されてジェラシーを感じてた(までは行かないにしても自分よりキョンの事を知ってる過去の女に心が揺すられた)ハルヒが、キョンに小テストの対策をしてあげます。
入団希望の新一年生が11人いたのが、足りない椅子を取りに行って帰ってきたら12人になっていて、その増えた子がきっと謎の電話の相手なのでしょう。ちなみに現在SOS団に足りないのは異世界人です。

β

電話の相手は橘京子(敵性未来人)。彼女達のグループの考え方は、涼宮ハルヒの世界改変能力は実は佐々木さんに宿るべきだったと言うもの。キョンハルヒSOS団の味方で居たいと宣言しようとするも水入りがあって保留した形に。
その後、何気ない会話の中で国木田から佐々木の事を聞かれたり、佐々木がハルヒと同じセリフを言ってたことを夢の中で思いだしたりと、なにやら世界が改変されているかもしれないような状況に。
最後、長門が敵性地球外知性(新キャラね。登場はしてないけど、雪山事件の時に長門を攻撃した犯人)に攻撃されて寝込んだところで次回に続く。


さすがハルヒ、とても面白かった。