この中に1人、妹がいる! 3

著/田口一 イラスト/CUTEG レーベル/MF文庫J

名家の子息子女が通うはずの学園の生徒があまりにその辺の高校生と変わらないのが何だかなぁって。
父の隠し子の妹が誰だか分からず、妹の可能性が否定できないせいで周りの女の子と仲良くなれない!って奇抜な設定やそこから派生する物語はそこそこ面白いものの、ヒロインや主人公があまりに軽くてチャラい(死語?)のが名門学園とあまりにかけ離れてる感があってイマイチ引き込まれませんでした。
のーぶるわーくすにしても瑞穂ちゃんにしてもそれなりに気品やら将来を嘱望されるべく育った人間のプライドや志がかいま見えたのに、そういうのが全く無いんだよね。なんかこう設定が生かし切れてないというか登場人物がみんな場違いというか安っぽいというか、そんな印象を受けてしまいました。