俺の妹がこんなに可愛いわけがない 3

著/伏見つかさ イラスト/かんざきひろ レーベル/電撃文庫

前半は12月24日クリスマスイヴに可愛い妹とラブホテルに行くお話。妹が磨りガラス越しにシャワーを浴びたり、濡れてしおらしくなった姿を見て興奮する主人公。イヴにラブホと言えばやることは一つです。
さらに互いに意識しあってる幼馴染と遂に一緒に寝たり、妹の友達の黒猫さんに「兄さん」と呼ばせてみたりします。
後半は盗作問題について。電撃文庫で盗作と言えば、主にバカテスを中心に多くの作品からテキストをほぼそのまま流用した盗作作家哀川譲のデビュー作「俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長」(回収・絶版)が記憶に新しいですが、桐乃が盗作されて凹む姿を見て主人公が妹に対して抱いていたもやもやした気持ちに整理が付けられ、物語は新たな段階へと進んで行きます。平凡を実践してきた主人公が、可愛い妹との真剣な関係を結ぶことは想像だに難くないでしょう。早く4巻を読まないといけません。
そういう訳でお勧めです。
でも高坂桐乃の言動に少しでもイラッとする人は精神衛生上読まないほうがいいと思います。絶対に合わないので。君が望永遠の涼宮茜の「最っ低――」でイケナイ扉を開いて以来、女の子に罵倒されることが快感になったぱにーに(=゚ω゚)ノは大歓迎だったりするわけなのですけれども。涼宮茜と言えばヴァイスのメルブラ水橋かおりのサイン付くんだよね。弱すぎて買いたくないんだけど悩ましい今日この頃。