阪神大震災から15年

神戸市民としては忘れたくても忘れられないあの震災から今日で15年が経ちます。振り返ってみれば15年というのは長いもので、今となっては記憶のあいまいなところも出てきてしまっているのですが、震災直後に神戸市中央区にあった祖父母の家に行った時の衝撃は生涯忘れることはないでしょう。
祖父母の家は2階が箪笥が倒れたり窓が吹っ飛んだりとぐちゃぐちゃ、1階も壁の大部分が剥がれ落ちて寒風吹きすさむも、どうにか半壊ですんだんですが、道を挟んだお向かいさんは一帯10軒ほどをを全焼させた火事により真っ黒な瓦礫の山。わずか数メートルの細い道が間に一本あるだけでこうまで違うものかと、子供心に思ったものです。
そんな震災から17日で15年が経ちます。15年ということは、今の中学3年生がかろうじて震災を体験している最後の世代で、それより下の世代は震災のことを全く知らないという事に他なりません。
未だ体験者にとってはそれなりに記憶に残る阪神大震災ですが、時が経つのは本当に早いものだと感じました。