神様ゲーム 1 カミハダレニイノルベキ

著/宮崎柊羽 イラスト/七草 レーベル/角川スニーカー文庫

自分を見失ってしまった創造主な神様が、レーゾンデートルを取り戻すために神様を探し出すゲームを人間に仕掛けるというお話。
序盤に、実際に神様が居るという世界観や神様探しというゲームがメインであることにさえクリアして読み進められれば結構読めます。あと早い段階で神様はおそらく生徒会長か副会長である主人公のどちらかに絞ることができて、ボクは6:4で後者かなと思った(人間性能が全てにおいて高すぎる)んですが、核心のネタバレするのはアレなので実際のところは読んでみて下さいね、と。
ちなみに創造主な神様はゲームマスターでは無いのがポイント。
読み終わってから冒頭のカラーイラスト見てたら○○○様の紹介のところでゲームマスターってしっかり書いてある上に、裏表紙の作品紹介には「神様『たち』」って書いてある壮絶ネタバレ仕様でした。ただ普通に1回目読む時はその辺はさらっと流しちゃうんじゃないかとは思います。
主人公の説得がちょっと飛躍してるのが目に付く以外はなかなか面白かったです。