セ・リーグクライマックスシリーズ1stステージ第3戦

阪神0-2中日(京セラドーム大阪)

中 000 000 002 /2
神 000 000 000 /0


勝:吉見(1勝0敗0S)
S:岩瀬(0勝0敗2S)
敗:藤川(0勝1敗0S)


中:吉見(8)-岩瀬(1)
神:岩田(8)-藤川(1)


HR:ウッズ(9回2号2ラン)


奇しくも第1戦と同じスコアで阪神が惜敗。クライマックスシリーズ1stステージは中日が制しました。
昨日の打撃戦とは打って変わって阪神岩田、中日吉見の両先発が8回まで0を並べる息詰まる投手戦。
阪神は相変らず繋ぐ打線(笑)、中日も9回のウッズ2ラン以外はほとんど見せ場も無く、7回終了時点で1時間50分という早いゲーム展開でした。


岩田を8回で替えた岡田監督の采配は、個人的には間違ってなかったと思います。
あんまり長い回投げれる投手じゃないしね。
藪病って言ったらあれだけど、変化球の制球が急につかなくなって打ち込まれることも少なくなかったし。
で、4番金本が3試合でわずか1安打とかの阪神自慢の「繋ぐ打線(笑)」ももう末期なんで置いといて、問題は9回の藤川。
正直勝つために投げてるように見えなかったんだよね。
巧打の立浪にストレートで押さずに変化球でかわしに行って打たれたのも何で?ってかんじだけど、何よりウッズに0-3からストレート勝負する必要あったの?
まず敬遠って選択肢があって、
しないなら2-3になった段階でフォークで勝負、
ストレートで勝負するなら絶対に厳しいコースで行かなきゃならないのに
魅入られたように真ん中の高めのストレートを投げ込んだ藤川。
外いっぱいに構えた矢野のミットが内側に動き、ウッズがその失投を見逃すはずもありません。
勝負事なんで別に打たれるのは構わないんですが、過程に納得が行かないというか、正直やるせなさが残って仕方ありません。
試合後のヒーローインタビューでウッズはストレートに絞ってたとコメントしてます。
バッテリーもそれは分かっていたでしょう。
特に直前の2-2からの外のストレートに反応してバット出してたしね。
その上で敢えてストレート勝負したのは、チームの勝利よりも自分の勝負を選んだ藤川のエゴだったように感じました。
8回無失点の岩田の好投と、引き分けでも2ndステージに進める阪神の希望を水泡に帰した藤川の一人相撲は、ファンとして非常に悲しかったです。