これはゾンビですか？ 13 いいえ、全く記憶にございません

著／木村心一　イラスト／こぶいち　むりりん　レーベル／富士見ファンタジア文庫

ファンタジア文庫5月新刊。
読み始めてすぐになんか読んだことあるなーと思って確認してみたらドラマガの短編まとめた短編集でした。
カラーピンナップのエロナース友紀がとてもエロ可愛かった。
うっさいわボケ！とか言うハルナも可愛いです。
あとカバー裏側に描き下ろしイラストがあります。
初回限定なのでちゃんと初版本買っとけよな！
あと表紙がめっちゃ黄色い('ω'`)

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 11

著／伏見つかさ　イラスト／かんざきひろ　レーベル／MF文庫J

必死にかっこつけていた京介の心をへし折りヘタレにしてしまったのは誰なのかetc...物語の核心に触れる致命的なネタバレしています。
現在アニメ放映中で間違いなくこのエピソードをやると思うので、アニメ組の人は絶対にスルーしてください。
櫻井秋美ちゃんが可愛かった。
特に不登校やめてからはマジ可愛かった。
桐乃派だけどこんなかわいい子出されたら心揺れるですの(*´ω｀*)
.
以下ネタバレ。

京介の心を折ったラスボスは麻奈実でした。
中学3年2学期までの京介は、『仕方ない』で済ますな！と他人が困っていたらすぐにお節介を焼くウザいけれど一生懸命な男の子。
桐乃はそんなお兄ちゃんの姿に憧れて、追いつけるようにと必死に努力をしていました。
桐乃が努力し始めた切っ掛けとなったのは、女の子と遊ぶとダサいという小学生男子特有の価値観をもちつつあった京介が、桐乃に「俺に追いつけたら遊んでやる」みたいなことを言って桐乃が転んだのに気づかず置いて行ってしまったから。
.
閑話休題。
そんなウザ熱い子供時代の京介ですが、中3の2学期にあった林間学校で櫻井秋美ちゃんを意図せず怪我させてしまったことで自分の生き方に悩み始めます。
そんな京介を救ったのが「――きょうちゃんは、ごく平凡な男の子なんだから」という麻奈実の言葉でした。
早熟なだけで凡人だっただけの京介は、麻奈実や桐乃に良い格好を見せるために無意識のうちに焦って必死になっていたのです。
悩み苦しんでいた京介はその言葉で救われるとともにぽっきりと心が折れてしまい、麻奈実に甘え凡人として生き、分を弁えた人間になるべくお節介や必要以上の努力をやめます。
.
そして桐乃は背伸びした格好いいお兄ちゃんに憧れていたがゆえに、そんな兄に追いつこうと努力していたがゆえに、堕落していいところを見せてくれなくなった兄貴に幻滅して失望して、ムカついて、気持ち悪くて、許せなくなっていたのでした。
.
その後、兄がヘタれたのはあんたのせいだと麻奈実に怒鳴り込むも、兄妹で愛し合うのは気持ち悪いよねと笑顔で言われて凹む桐乃。
「お兄ちゃんに恋する妹なんて、気持ち悪いでしょう？」
麻奈実がにっこり笑顔でこんなセリフ言うなんて・・・*1ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
やっぱ麻奈実も普通の女の子なんだよね、というお話。
というわけで最終巻に続く。
.
京介が誰を選ぶのか（櫻井秋美ちゃんは3年後会いに行って、当時の気持ちを聞かされて、しっかり振りました）、わたし、気になります。
とても面白かった。
おすすめ。

*1:+_+

僕と彼女がいちゃいちゃいちゃいちゃ 2

著／風見周　イラスト／高品有桂　レーベル／MF文庫J

MF文庫J5月新刊。
イラストレーターの高品有桂さんは織田信奈の野望のキャラデザをやっているらしい本職アニメーターだそうです。
カラーも可愛いけど、白黒はそれに輪をかけていいと思います主に性的な意味で(*´ω｀*)
.
「青春症候群」と呼ばれるなんだかえっちな気分になっちゃうヒロインのために、疑似恋愛をして挙げるお話の第2巻。
新キャラ登場、中身は堅物風紀委員だけど外見はパッキンナイスバディ佐寺翡翠ちゃん。
外見からビッチと思われ性の対象と見続けられたせいで極度の男性恐怖症＆男性不信になってたのが、恋人一筋＆困ってる人を見たら助けてしまう主人公を見てそれが少し改善し、男性恐怖症を治すために一緒に疑似恋愛することになったのでした。
.
この作者らしく適度にエロがあって特に盛り上がりがあるわけでもなくサクッと読めます。
言葉遊びの掛け合いが劣化化物語というかあまり面白くなかったかも。
「ゆする＝強請る＝ねだる」はちょっとためになったかも。