小悪魔ティーリと救世主!? 2

著/衣笠彰梧 イラスト/トモセシュンサク レーベル/MF文庫J

MF文庫J11月新刊。
表紙はじめトモセシュンサクさんのイラストがとてもいいと思います。
とてもいいと思います。
大事な事なので2回言いました。
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夏休みなので海に行きます。
水着です。
全編通して夏らしく開放的なイラストが満載でとてもよかったです。
特に表紙にもなってるおっぱいさんエリーゼが好み。
おすすめです(^ω^)フヒヒ
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イラストだけでなく本文も可愛い女の子との掛け合いがニヤニヤできるのでとてもいい感じ、時々シリアス&たまにバイオレンス。
悪い悪魔(日本語おかしいけど許して(>_<))が登場したり、ティーリちゃんの過去が明らかになったりエリーゼたちの母親が堕天させられた話なんかがちょろっと出てきて、最後は主人公に大天使の羽が生えてきて天使化したりと2巻にして本編も大きく進行しました。
総合的に大変良かったので、次も楽しみです。

精霊使いの剣舞(ブレイドダンス) 9 クロス・ファイア

著/志瑞祐 イラスト/桜はんぺん レーベル/MF文庫J

勝戦開幕。〈チーム・スカーレット〉の美少女たちと夜の剣舞を舞い、気力も充分なカミト。

MF文庫J11月新刊。
精霊剣舞祭編クライマックス前編。
ついに始まった決勝戦
ゼロからはじめたチーム作りから始まり、学内ランキング戦→ブレイドダンス本戦<テンペスト>と勝ち上がって、ついに迎えたブレイドダンス決勝戦
レギュレーションは短期決戦でスタート位置が1人ずつ違う特殊バトルロイヤルのチーム戦<クロス・ファイア>。
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勝戦前夜、チームのお嬢様姫巫女たちと一緒のベッドでお触りしたりちゅっちゅしたりぱふぱふ(死語)したりする夜の剣舞を舞い(姫巫女は純潔が要件なので本番はありません)、翌朝は裸ニーソの契約精霊にボディソープしてもらい気力充実の主人公カゼハヤ・カミト。
本戦が始まるや否やさらに姫巫女の一人エリスと<禊>と称してくんずほぐれつちゅっちゅを始めます。夜の魔王の称号は伊達ではありません。
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そんな感じの肌色全開な前半から一転、後半はバトルロイヤルらしく4チームが入り混じった大乱戦。
作者がTRPGやってるだけあって、メインヒロイン・クレアのレベルアップイベントがあるわ、クレアとレスティアのライバル共闘があるわ、本編の謎が次々明らかになるわ、伝説級の軍用精霊相手にチームの支援を受けながら主人公が必殺技連発してぶちのめす超カッコイイ展開があるわ、敵ヒロインをこの期に及んで仲間に引き入れるわetc...、クライマックス&決勝戦に相応しい大盛り上がりの展開でした。
可愛いヒロインたちとのえっちぃのと、熱いチームバトルがいっぱい詰まっててとても面白かったです。
おすすめ。

↑夜の剣舞

スリーピング・ストレーガ 1 転入少女の魔術戦略

著/真野真央 イラスト/風瑛なづき レーベル/MF文庫J

「――君、うちの妹のリオと同棲しなさい」「なっ!?」妹の真白と慎ましい二人暮らしをしている普通の高校生・綾瀬君色はある夜、化け物と戦う戦闘魔術師の鍵宮玲樹と出会い、彼女の妹・リオとの同棲を迫られる。鍵宮リオは転入早々「元ニートなので他人と関わりたくない」と寝ぼけた宣言をした変人だ。君色は事情を知らない真白を交換人質にされて渋々承諾するのだが、リオの正体は玲樹すら比ではない破格の魔力を秘めた稀代の魔術師で――!? かくして君色とリオの、とある“条件付き”同居生活がはじまる!! 魔術の宴が花開く真夜中の美少女バトルコメディ、颯爽登場!

MF文庫J11月新刊。
第8回MF文庫Jライトノベル新人賞<審査員特別賞>受賞作(応募時タイトル「テンサウザンドの節約術師」)。
非常に丁寧にストーリーが作り込まれた、ラブコメ&コメディ要素多めの異能バトルもの。
「ストレーガ」はイタリア語で魔女だそうです。眠れる魔女、かな? スリーピングは英語だと思うのでケーニッヒウルフ的なネーミング感なのでしょう。
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ほとんど全ての事柄に明確な理由や目的があるので読みながら安心感を覚えられました。
例えば主人公は妹と貧しい二人暮らしをしていますが、ちゃんと理由があってしかもそれが話の重要なポイントになってるとかほんと良くできてます。
主人公が恋愛に対してだけ不自然なほどの突発的難聴になったりしないよう、貧乏設定を応用して恋愛は金がかかるから今はできないし妹の真白との生活を守るのが一番なんだと言わせたのも非常に自然な流れでした。もちろんこのまま無理なくハーレム展開に持って行けそうな感じです。
魔術が血統で遺伝するとか序盤でさらっと流されたところが真白に関する重要な伏線になってたり、鍵宮リオがラノベの修行シーンが一番退屈だったと感想を述べるシーンなどなど、最後の最後で色んな事柄が集約されて綺麗に風呂敷がたたまれてオチまでついて、非常に読後感の良い作品でした。
ほんと新人とは思えないほどの質・量ともに高いレベルでの素晴らしい手際の良さです。
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あとメインヒロイン・鍵宮リオが主人公のもやし炒めの美味しさに屈して素直になってからが半端なく可愛かった。
妹の真白も従妹の棗も出てくるヒロイン軒並み可愛いかったので、ヒロインを可愛く書く力量があるってことなのでしょう。
とてもいいことだと思います。
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全てにおいて高いレベルでまとまってるのでとてもお勧めです。