デート・ア・ライブ 1 十香デッドエンド

著/橘公司 イラスト/つなこ レーベル/富士見ファンタジア文庫

最新17巻を読んで色々気になったので、もう一度1巻を読みなおしてみました。

序章 邂逅 -restart-

というか全部読みなおさなくてもね、まず最初の章題を見て「序章 邂逅 -restart-」っていうのを確認するだけでも価値があったと思いました。
1巻手元にある人はぜひ自分の目で確認してくださいね。
ファンなら確認して損はないと思うので。
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だって「邂逅」=「偶然の出会い」の訳が「restart」=「再び始める」なんだよ?
つまり澪とのファーストコンタクトがあって、十香とのリスタートなんだよ?
17巻まで来て、1巻の一番最初に記載されてる章題の意味が分かるとか、伏線回収マジ半端ない。
士道は澪の時も魔術師(メイガス)に撃たれて死んで、十香の時も魔術師(ウィザード)に撃たれて死んでて。
十香との出会いも澪との出会いの完全な焼き直しだし、十香の記憶喪失が物語の最後のピースになりそうな感じ。澪が意図的になんかしてそうな雰囲気がぷんぷん。
続き気になるわ……⊂(。Д。⊂⌒`つ
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「もう、絶対離さない。もう、絶対間違わない。だから、」
(1巻p59)

「もう、絶対離さない。もう、絶対間違わない。だから……待っててね。――シン」
(17巻p330)

17巻p330のセリフは1巻p59の回収です。
1巻の時は、士道の無意識の回想だの、神視点だから分かる全く違う別シーンだのなんだの諸説あったけど、やっぱ令音さんが言ってたのね。
これも長かったね。
……いやまぁぶっちゃけると、すっかり忘れてたんだけどさ。
うん、やっぱ数年たつとさ、割と大事なことも結構あっさり忘れちゃうよね……?
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「ど、どれくらい寝てないんですか」
「……三十年、かな?」
(p62)

「ええと、君は……しんたろう、だったかな」
「……さてシン、早速だが」
(p100、p101)

「30年」「しんたろう」もギャグじゃありませんでした。
基本的に令音さんは真実を語ってたのかな。知ってないと理解できないだけで。
令音さんは30年前に士道を産みなおしてからずっと寝てないのね。
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五河士道の前世(というか澪に産みなおされる前)の名前は、多分「嵩宮真太郎」。
妹が「真那」なので同じ漢字が使われてる可能性が高いんじゃないかと。
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今、ふと思ったんだけど令音(れいね)って、寝ないって意味で「零寝」からきてたりはさすがにしないよね?
ちなみに「零(れい)」は「わずかな」って意味で、ないことを意味する「ゼロ」とは微妙にニュアンスが違うんだぞ!(>_<) テレビで言ってたぞ!(>_<) 降水確率零パーセントは0〜5%って意味で四捨五入してるんだぞ!(>_<)
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最新刊読んでる人はぜひ読みなおしてみてください。
シリーズのクライマックスをきっともっと楽しめると思うので。