デート・ア・バレット デート・ア・ライブフラグメント

著/東出祐一郎 原案・監修/橘公司 イラスト/NOCO レーベル/富士見ファンタジア文庫

ファンタジア文庫3月新刊。4月10日はデート・ア・ライブの日なので感想書くにはこれ以上ない日取りです。
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本編16巻「狂三リフレイン」と同時発売で、どちらも第3精霊・時崎狂三にスポットが当たっています。
外伝が本編の最新情報を利用していることはままあるため、当然に外伝であるバレットより16巻から先に読んだわけですが、そのせいで16巻の内容を利用した巧みなミスリーディングに見事に引っかかりました。
途中で明らかにおかしいと分かるまで、完全に狂三が狂三だと思い込んでました。
いや初っ端から違和感はあったんです。変だなとは思ったんです。ニセモノを示唆してる箇所も随所にありました。でも16巻の狂三が可愛すぎて、狂三の過去と決意に胸打たれて狂三脳になっちゃってたのか、バレットも当然狂三なんだと脳が勝手に補完した的な(´・ω・`)
ボクは割と感情移入しやすいタイプなので、たまにこういう思い込みしちゃうんだよね(´・ω・`)
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というわけで作中屈指の人気キャラ時崎狂三ちゃんの外伝です。
人間の住む世界の隣り。精霊の住まう世界、隣界。
そんな簡単な説明だけしかなかった隣界を舞台に、狂三が謎の少女エンプティと出会い、聖杯戦争――じゃなくて、10人の準精霊たちと願いをかなえるための殺し合いのゲームをするお話。
まぁ狂三は狂三じゃないんですが、最後はゲームの主催者である支配者-ドミニオン-をぬっころして、復讐を完了させてあげて、そして狂三はキラキラ輝くアイドルの世界へ――!
2巻あるならアイドルになる狂三をぜひ読みたい。イラストも欲しい。
この外伝の狂三がどの分身体なのかとか、どの時間軸の話なのかとか、なぜ隣界送りになったのかとか色々と気になるしね。