FIFA主催大会初、サッカーのビデオ判定でPKを宣告

クラブワールドカップ2016準決勝、鹿島アントラーズvsアトレチコ・ナシオナル(コロンビア)戦で、前半30分過ぎに試合中に突如審判が試合を止めてピッチの外へ出てしまいました。
場内が騒然とする中、ピッチ脇で何かを覗き込むレフリー。
そして何かを確認した後、手で□(四角形)のジェスチャーをしてペナルティスポットを指さしました。
その2分ほど前のプレーで、アトレチコのDFがマークを外された後に故意に足を引っ掛けに行った行為に対して、ビデオ・アシスタント・レフリー(VAR)によるビデオ判定があったようです。
そしてこれがFIFA主催大会では史上初となるサッカーのビデオ判定によるPKとなりました。
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鹿島はこの千載一遇のPKを決めて先制。
その後はアトレチコの猛攻に晒されながらも堅守で耐え抜き、時に前掛かりになったアトレチコに効果的で強烈なカウンター攻撃をしかけ、2点目3点目と追加点を奪い、日本サッカー史上初のクラブワールドカップ決勝へと駒を進めました。
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このVARによるPKは、南米に多く見られるマリーシアを技術の進歩によって否定した決定的なシーンだったのではないかと思います。
ずる賢いプレーや買収や露骨な付け届けを良しとしない日本サッカーにとって有利なシステムであることは間違いなく、これから先、世界のサッカーが変わるかもしれない、そんな期待感を抱かせてくれるようなシーンでした。
サッカーが変わるかもしれない、その歴史的瞬間をLIVEで見れて、今日はとてもいい日だよ(*^_^*)