おれの料理が異世界を救う! 〜エルフの奴隷になんてなりません〜

著/越智文比古 イラスト/睦茸 レーベル/MF文庫J

「だったらいつでもかかってこいよ、エルフのオッサン。でもあんたじゃ俺には絶対に勝てねぇ。あんたの料理には愛が無いからだ」

「三百年の昔にこの地に封じられし邪心竜、破壊の権化たる、かの竜を解き放つ――」

とても同じ作品とは思えない二つの台詞。
MF文庫J5月新刊。
スゴ腕の料理人である高校生・恭太郎が、世界大戦で文明が滅亡寸前まで衰退し、心を痛めた神様によって武力が封印され、代わりに何よりも『食』が尊ばれることになった異世界に召喚されて、そこで料理バトルでもって料理知識を独占する悪のエルフ料理人たちの野望を打ち砕くグルメファンタジー
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例えば、恭太郎の出す白濁液をぶち込まれた女の子たちがあまりのテクにあへあへとエクスタシーを感じてビクンビクンしちゃいます。
え、何の話かって、もちろんタルタルソースの話ですよ?
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あらすじの「スゴ腕の料理人である高校生」のフレーズで理不尽俺つぇぇええ系かと若干読む気デストラクションだったものの、怖いもの見たさに読んでみたら、権力欲にまみれた料理評論家の父親に、幼いころから調教というか虐待同然に徹底して料理の腕だけを仕込まれた悲惨な生い立ちの主人公さんでした。
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これは300年前の異世界に召喚されて権力闘争で滅茶苦茶やった父親が、技術とその邪悪なる野望を伝えた悪の弟子料理人たちを倒して、異世界を平和に導くお話です。
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イラストはとても好み。

お下品な乳袋と着エロ感が実に素晴らしいです。
ど真ん中ストライクだわ(^ω^)フヒヒ
商業誌でも描いてるのな。今買いにいきます。