エイルン・ラストコード 〜架空世界より戦場へ〜

著／東龍乃助
イラスト：メカデザイン／みことあけみ
メカデザイン／汐山このむ
ロボ作劇：メカデザイン／貞松龍壱

これは嘘を真実に、空想を現実に変える、いや変えていった人間達の魂の物語である。西暦２０７０年。人類が謎の生命体マリスから襲撃を受けて半世紀以上の時が流れた。「闘うの……ヤなの。痛いのイヤ……もう全部……ヤなのイヤ……助けて、誰か……」だがマリスに唯一対抗できる巨大兵器 <黒き魔女> デストブルムのパイロット・セレンは絶望的な戦いに精神を疲弊しきっていた。そんなある日戦場に奇跡が舞い降りる。国籍不明の謎の戦闘機が出現、この世界に存在し得ない超兵器で、マリスを一掃する。盛り上がる人類。だが、戦闘機から出てきたのはこの世界での大人気アニメ「ドール・ワルツ・レクイエム」のパイロット、エイルン・バザットそっくりの少年で――。

MFでは非常に珍しいロボット物。
中に乗り込んで戦うロボ物は、最近だとなんだろ、白銀の救世機ゼストマーグがあるくらいでしょうか。戦わないのなら姫宮さんとかありますけれども。ありますけれども。
ロボの戦闘シーンに数ページの漫画による挿絵があって、キャラやメカデザなど合わせてイラストレーターを3人も起用しているあたり、MFの力の入れようがよく分かります。
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閑話休題。
11月21日発売の「このライトノベルがすごい！2016」で全体4位、新作部門1位を獲った作品です。つまり期待の新作って事ですね。
えーとですね、これは言っても信じてもらえないかもしれないんですが、たまたま近いタイミングで積読を崩したのであって、このラノに影響されて読んだわけではありません、念のため。
いやほんと、偶然たまたまなんですよ。ボクがよく見てるMF文庫J系の掲示板で、ちょっと前にこの作品が話題にあがってて、じゃあせっかくだし積読崩してみるか、的な？
ちゃんと1巻も2巻も3巻も買ってましたから。
以上、言い訳終わり（･∀･）
ニワカじゃないんよ？(´･ω･`)
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ガンパレードマーチやそのオマージュであるマブラヴオルタネイティブと非常に近しい作品。
突如現れた人間を喰う異形の化物BETAマリスによって滅亡の危機に瀕している人類。決戦兵器に乗った主人公エイルン・バザットと00ユニットネイバーフッドと呼ばれる専用パイロットであるメインヒロイン・セレンは、死線を潜り抜けてそれを撃退する、的な。
長距離射撃型マリスによって人類は航空優勢を失っており、戦術機戦騎装と呼ばれる人形兵器による地上戦を余儀なくされています。
葵ちゃんが可愛いと思う。