101番目の百物語 2

著／サイトウケンジ　イラスト／涼香　レーベル／MF文庫J

家でゴロゴロ積読消化。
101番目の百物語の主人公に選ばれたモンジが、2巻ではネームバリュー抜群の「神隠し」ことチェンジリングと相対します。
1巻で強力なメリーズドール、魔女という2人の美少女仲間を手に入れてしまったので、敵も強力にならざるを得ないのです。
そんな「人喰い村」を隠れ蓑に大量殺人していた「神隠し」の本体と、入れ替わりのロアの両方を手懐けてハーレムに入れてしまいます。
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有名なほど強いので知名度抜群の神隠しの強さはトップクラス。
でも本体は知り合いだったのでモンジが主人公らしい格好良さを見せることで攻略できます。
その辺はまぁご都合主義というかある種の様式美と言うか。
あまりガチな能力バトルものではないので。
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お話は「神隠し」と似た「人喰い村」がいてミスリーディングっぽくなってたり、神隠しのロアと本体が入れ替わっていて神隠ししないと消えてしまうロアのために人間の方が神隠しして殺しまわってたりと、構成に厚みがあって面白かった。
両親も担任もクラスメイトも憧れの先輩も分け隔てなく消して回った人間神隠しさんの殺意がちょっと半端なかった。