デート・ア・ライブ 11 鳶一デビル

著/橘公司 イラスト/つなこ レーベル/富士見ファンタジア文庫

「――おまえの哀しみは、俺が引き受ける……! おまえの怒りは、俺が受け止める……! 迷ったなら、俺を頼れ! どうしようもない事態に直面したら、俺を使え! 全部、全部俺にぶつけてくれて構わない! だから、だから――絶望だけは――しないでくれ……ッ!」

つなこ先生のイラストが超良かった。
見開きの霊装解除された全裸折紙とか、最後のカラー挿絵とか全部良かった(^ω^)フヒヒ
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1巻から登場しているダブルヒロインの1人、鳶一折紙をついに攻略。
もう11巻、外伝入れると13巻。長い道のりを経てついにここまでたどり着きました。
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反転(闇落ち)した折紙を救うために狂三の力で5年前に戻った士道。
1度目の時間遡行では歴史を変えられず、分かったのは折紙と士道の初めての出会い。折紙が精霊への怒り以外の感情を表さなくなったのは、両親を殺されて絶望しかけた折紙に士道が全部俺に預けろと言ったからだったのでした。
そして2度目の時間遡行で折紙の両親を助けた士道は、ついに歴史を書き換えることに成功します。
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書き換えられた世界でまっとうに育った折紙が凄く可愛かった。元の世界の折紙は変態すぎて読者ドン引き状態だったので。
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新しい世界の折紙も元の世界の記憶を引き継いでしまい反転してしまうものの、元の世界の折紙が士道からもらった言葉、そして新しい世界で士道に救ってもらった両親と過ごした優しい時間。片方だけでは乗り越えられなかった反転闇落ちを乗り越えられたのは、士道が二人の折紙と培った絆だったのでした。
いい話だわ(´;ω;`)ブワッ
正転した純白霊装の折紙のカラー挿絵とか可愛すぎてビビった。あの変態とイコールだった折紙さんがこんなに可愛いとか困る(>_<)
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とても面白かったです。
とりあえずこれで一段落。
謎の精霊ファントムとも接触を果たし、味方も再び全員が揃いました。
これからファントムの真意を知り、DEMの野望を挫き、世界を救う後半戦が始まりですね。