阪神4-2巨人(17日、東京ドーム、クライマックスシリーズファイナルステージ第3戦)

勝:安藤優也  1試合 1勝
S:呉昇桓  3試合 3S
敗:山口鉄也 1試合   1敗
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阪神が逆転勝利でCSファイナル3連勝、日本シリーズ出場へ王手をかけました。
しかし巨人は過去に3連敗→3連勝の実績があるのでまだまだ安心することはできません。
イニング跨ぎ有りで3連投中の守護神・呉昇桓の登板過多問題もあるため、投手のマネジメント、つまり継投がよりセンシティブになってくるでしょう。
勝ち投手は3番手で1回2/3を0点で抑えた安藤。
安藤の好投のおかげで福原忍を休めることができました。
未来の守護神・松田遼馬もランナー2人は出したものの、アウト2つをとって呉昇桓に繋ぎました。
最後は呉昇桓がイニング跨ぎでアウト4つをしっかりとって3連投3連続セーブ。
もはや背番号22は藤川球児のものでは無く、藤川と呉昇桓の背番号22になったと言っても過言ではないでしょう。
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試合終盤、8回の状況。
1番から6番までずらりと好調の打者が並んでます。
右と左が適度にばらけていて、それぞれがまた個性的。
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ムードメーカーのスイッチヒッター西岡剛
粘りの選手会長上本博紀
選球眼のいい野手キャプテン鳥谷敬
強打の打点王マウロ・ゴメス
安打製造機首位打者マット・マートン
9月以降絶好調の福留孝介
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ポストシーズンで1試合に最大2失点までしか許さない安定した投手力もさることながら、打線が巨人投手陣に次から次へと襲いかかって常に先手を取っています。
この日も2点先制されながらも杉内を追い詰めて降板させ、スコット鉄太郎の2人西村と山口から得点するなど、第4戦以降も打線が力強く援護できれば、2005年以来の悲願の日本シリーズ出場が叶う事でしょう。
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阪神では盗塁王常連のレッドスター赤星憲広以来20という塁に達した上本が盗塁で得点に絡みました。
上本の今年の成長を象徴するようなシーンだったと思います。
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9回裏2死で亀井の左中間への大飛球を大和がスーパーダイビングキャッチ。
抜ければ得点圏で上位打線に繋がるというシーンだっただけに反撃の暇すら与えなかった守備でのビッグプレーでした。
レギュラーシーズンでもそうでしたが、特にプレーオフに入ってからは大和の守備が本当に光っています。
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3連勝で日本シリーズに王手をかけた阪神
プレーオフや短期決戦に弱いとはもう言わせません。
明日も勝つ!