そして不滅の神域封剣(レグナーレ) 3

著/真崎まさむね イラスト/ぴょん吉 レーベル/MF文庫J

剣で魔力を増幅して戦う異世界に召喚された如月武琉が、滅亡寸前のヤマトの姫のためにその身に秘めた力を振るう異世界召喚異能バトルもの。
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その名の通り神を封じた圧倒的な戦闘能力を持つ7本の神域封剣。
その使い手の一人、ラナダ王子レナードとついに刃を交えます。
ラナダはネオリカに併合された国家で、最低限の自治権を確保するためにネオリカにいいようにこき使われるレナードを凹って目を覚ませてあげます。
レナードとの戦いの中で戦闘技術をどんどん吸収し成長していく武琉を見て、またヤマトの存亡と戦いで昂ぶる己のワクワクをどちらも選び取ろうとする強い意志を見て、レナードはネオリカのためではなく自分の意思で戦っていくことを決意したのでした。
すごく仲間になりそうです。
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その後レナードの妹ロザリンドが暴走偽剣に操られているのを見てブチ切れた武琉が、己の中にある力を全開放して一振りの刀を生み出し、黒幕のネオリカのお偉いさんごとぶちのめします。
そしてその刀はヤマトから失われた<龍刀天叢剣(あまのむらくものつるぎ)>だったのでした――
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次巻は<龍刀天叢剣>の件で咲耶と揉めて、すれ違いを埋めていくお話でしょうか。
レナードがちょっとチョロかったけど面白かった。